有情染め
有情染めとは
伝統産業である備後絣(かすり)の製造業者が、注文が少なくなり在庫として抱えていた塗料を使い偶然出来上がった染色法である。従来、皮革材料に着色出来るのはプリント(印刷)のみであったが、同時多色染めという特殊な技術を用いて、色の濃淡、重ね塗りによる陰影の表現に成功した。
この手法は無水染色法とも呼ばれ、染色排水減少のエコ化にも寄与している。
オーストリッチとの組み合わせで個性的で繊細で同じものが2個と無い染め上がりから、オンリーワンを求めるセレブの間で密かなブームが起こっている。
お手入れについて
普段のお手入れ
普段は柔らかい布で乾拭きしてホコリを落とす程度で十分です。湿度の高い場所に保管するとカビが生える恐れがあります。汚れを落とし、乾燥剤等を入れて、湿度の低い場所に保管してください。防虫剤は変質する恐れがありますので使用しないでください。
取り扱いのご注意
水に濡れますとシミになりますので十分ご注意ください。濡れてしまった場合には出来るだけ早く乾いた布やティッシュペーパーなどで水分をふき取って、吸水性のある紙類をつめて陰干しするようにして下さい。直射日光やドライヤーなどの高温での乾燥は厳禁です。